2015年2月8日日曜日

Recess Is Over / Big Dre



ケンタッキー州のマイナーGスタ、Big Dreのソロアルバムのご紹介。
このアルバムは2010年作ですが、それまでに3枚のアルバムをリリースしているとのことです。
公園のブランコに座りたたずむGスタ。なぜかリュックサックの中には100ドル札が溢れんばかり。
後ろで走っている女の子は彼から逃げ出しているのでしょうか(笑)
でもRecessっていうのが休み時間っていう意味なので、学校での休み時間が終わり、子どもたちが学校の校舎に戻っていく様子をジャケットにしているのでしょう。
でもこんなイカツイおっさんが学校にいたら間違いなく警戒されるでしょうね。

あんまり期待していなかったのですが、意外に良くて、国内で取り扱われるのも納得。

カッティングギターが切ない感じを醸し出す③Street Certifiedやシンガーの絡むメロウ⑤Pleasing Youなんかは間違いなくハイレベルな楽曲です。Big DreはRBXを少しだけ思い出させるしゃがれ声のラッパーなんですが、メロウな曲と相性がよさそうです。

⑧At All Timeは冒頭からエレキギターの音から始まるドラマチックな曲で、これもまたかっこいい。⑨Celebrateは曲名通り、結婚式のBGMに使われそうなトラックにBig Dreがピースフルにラッペンしています。こういう平和な曲はG-Rapでは聴かないです(笑)コーラスではGeneral Toneなる男性シンガーがのびやかに歌い上げます。これはR&BのMix CDなんかでも使いやすそう。

⑭ChangesはShanice Brownという女性シンガーがグルーヴィなトラックの上でチープなヴォーカルを乗せ、Big Dreがノリノリでラップをするというなかなかの曲。Big Dreはトラックは作らないのですが、F.Thomas、K.Starksなるトラックメーカーがほとんどの曲を作っています。ケンタッキーみたいなど田舎にも素晴らしいトラックを作るアーティストがいるんですね。

⑯Smile For Meは誰もが気に入りそうな電子音バチバチなメインストリーム系の音に男女コーラスが入る鉄板シット。ここでもShanice Brown嬢が参加しています。男性シンガーの方はStill Onっていう人です。中盤から微妙にトラックに変化が入るのもかっこいいです。

安く買えるので、是非聞いてみてください♪





=Tracklist=
1. INTRO
2. I BROUGHT THE WHOLE HOOD WITH ME
3. IT’S A BANGER
4. STREET CERTIFIED
5. GETTING MONEY REGAURDLESS
6. PLEASING YOU
7. GRIND TILL YOU SHINE
8. AT ALL TIMES
9. CELEBRATE
10. IT AINT NOTHING
11. INTERSTATE TRAFFICKING
12. ALL OVER ME
13. THIS IS
14. CHANGES
15. I’M FEELING GOOD
16. SMILE FOR ME
17. IT’S LIKE THAT
18. SLOW YOUR ROLL
19. SHINE
20. LOST IN THE GAME

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